LE CUIR EPI 

1986年に登場した「エピ」は風にたなびく麦の穂から名づけられた。そしてこれは、1920年代にルイ・ヴイトンがすでに使っていたグレイン(型押し)のパターンをヒントに新しく開発されたもので、クロム塩と植物タンニンでなめした後に染色してある。

グレインが施されたことによって、色みがツートンに見えることも「エピ」の特徴。また、このグレインがあることで、シワになってもデザイン性を損なわず、耐久性にも優れた造りとなっている。

さらに今年になって「エピ」はアート感覚あふれるエレガンス・カジュアルに変貌を遂げた。仕掛けたのはもちろんマーク・ジェイコブス。

「ゼルダ・ライン」と呼ばれるこのシリーズは「エピ」のクリール・ブラックを使ってデザインされている。特徴的なハンドルは初期のルイ・ヴィトンのトランクの取っ手をヒントにつくられた。また小ぶりなサイズとカーブを使ったフォルムも印象的。
どれも夜にまつわる
ネーミングがされている。こうしてミニマムなブラックトーンは「エピ」を大変身させたのだ。